軟水循環濾過と適温の二槽式シャンプー台。髪が水を含む音まで設計の一部として整える。
白の階調と、銀の道具と、自然光のあいだに。
髪のための、静かな銀座メゾン。
MAISON IVOIRE は、東京銀座に佇む小さなトータル美容メゾン。 ヘアを中心に、頭皮・所作・時間そのものを設える。装いではなく、纏う前の素になる場所として。
メゾンは、特別な技術ではなく、当たり前のものの選び方で成り立っている。 水・光・道具・所作。四つの素地を整えるところからしか、白の階調は生まれない。
軟水循環濾過と適温の二槽式シャンプー台。髪が水を含む音まで設計の一部として整える。
北側採光と演色性 Ra 96 の灯。色の見極めを、銀座の窓ごしの自然光に委ねる時間。
関の鋼を打ち直した専用鋏、檜の梳櫛、晒木綿の白布。一人一卓のための、固有の道具立て。
触れ方、歩幅、声の高さ。技術と同じ重さで、銀座メゾンの所作を稽古する。
The maison does not promise change.
It returns you to your own quiet.
メゾンは変化を約束しない。あなた自身の静けさへ、戻すだけ。
— Maître Y., founding stylist
銀座本店は、二階建ての小さなメゾン。六席のみ。喧騒から一段降りた天井高 3.2m の中で、 椅子・床・道具・窓のすべてが、白の階調のためだけに選ばれている。
メゾンの職人は、姓のみで名乗ります。個人を売るのではなく、館の格を保つために。 ご指名は可能です。お電話で姓と入店年をお伝えください。
銀座の老舗サロンで十一年の修練ののち、二〇〇七年に MAISON IVOIRE を構える。白髪の階調設計を専らとする。
京都の美容学校を経て、関西の老舗で六年。骨格に沿う乾かし方の指導者として、毎月の若手稽古を担う。
低アルカリ調剤と灰系トーンの設計を専門とする。北側採光下での色見立てを年二回、欧州の研修で更新する。
五月の象牙色について。
梅雨入り前の北側採光は、年で最も澄む。今月のカラー調剤は、灰を一段だけ抜き、象牙を半段だけ深める設計で。
関の鋼を、打ち直す。
当メゾンの鋏は、年一度、関の刀匠のもとで研ぎ直しと打ち直しを行う。職人の手の重みを、刃の角度に翻訳する作業。
光より、まず水を。
銀座本店の軟水器を更新。シャンプー時の音がひとつ低くなり、髪の含水が均される。光より先に、水のことを。